抗真菌薬の画像
水虫について説明する医師

抗真菌薬はどれを選ぶ?

真菌、いわゆるカビが原因の水虫に効果的な抗真菌薬。どれが自分に合った薬なのか選ぶのって難しいですよね。そこで当サイトでは抗真菌薬とその選び方についてご紹介いたします。どうぞご覧ください。

抗真菌薬とはどんなものなのか

身近な抗真菌薬として水虫などに効くラミシールやクロトリマゾールなどがありますが、抗真菌薬とはざっくりと説明してしまうと「真菌を撃退する薬」ということになります。抗ウイルス剤はウイルスを撃退する薬であり抗菌薬は細菌を撃退する薬であるように、抗真菌薬とは真菌を撃退する薬なのです。水虫などはクロトリマゾールで菌を退治しましょう。ただこれでは少々ざっくりとしすぎていますから、もう少し詳しく説明すると「体内に入り込んだ真菌に対してなんらかの手段で攻撃を加えて破壊する、もしくはその増殖を抑えて治癒させる」といった薬になります。まず前者については抗真菌薬の中でもポリエン系やキャンディン系といったタイプが該当します。どちらも細かな作用は異なりますが、細胞膜や細胞壁といった真菌が生存するのに必要な構造を破壊することで真菌そのものを崩壊させるのです。体の中にある真菌が減ればそれだけ症状も和らいでいくことになりますから、これで真菌感染症の対抗策とするわけです。また後者の増殖を抑えるという薬としてはアゾール系に分類される抗真菌薬が該当します。アゾール系の抗真菌薬は真菌が増殖する際に必要なエルゴステロールの合成を阻害して、真菌が増殖出来ないようにするのです。ポリエン系などのように直接真菌の量を減らすことが出来るわけではありませんが、増殖が出来ない状態になると症状がそれ以上悪くなることはありません。あとは体調を整えたり清潔な環境を作ることで真菌自体が弱りやすい環境を作り、人体が持つ抵抗力で対抗をしていく形になります。ちなみに少々注意したいのは、抗真菌薬は一般的な風邪薬とはだいぶ性質が異なると言う点です。風邪薬は基本的に症状を和らげることを目的としているために服用すれば咳や鼻水といった症状が直接和らぎますが、抗真菌薬はここまで述べてきたとおり原因を排除することに特化しています。そのため抗真菌薬は風邪薬のように短期間で症状を緩和させるものではありません。この目的の違いは時として重要な点になりますから、必ず覚えておきましょう。